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9月13日(土)/残暑

最近、余りにもPC音痴の自分を少しでも高めようと、私の弟が組織する中高年のためのPC講座「へミング・メイト」に加入しました。

主に50,60歳代(もっと高齢の方も大勢います)の男女を中心とした集まりで、気のおけない談話やメールを楽しむグループです。主眼は技術指導ですが、講座の他に質問にも答えてくれますし、初歩的なコンピュータ用語から、かなり高度な技術指導まで、その世代でも無理なく理解できるように解説してくれます。

そのホームページの「談話室」で最近沸騰しているテーマが「ウイルス対策」です。

ご存知のように、ウイルスは本人が知らぬ間にPCに侵入し、さらに本人が知らぬ間に汚染メールをばら撒き感染を広げます。一度でも感染したことのある方は、その脅威の深刻さがお分かりいただけると思います。そうした現象を個々のインターネット利用者がどう考え、どう対応するかということです。つまりは、これほど普及し一般化したインターネット社会におけるマナーの問題です。

勿論、それぞれがセキュウリティ・ソフトを装備して対処されていることでしょうが、若し、ビギナーがそういう知識を持ち合わせず(或いは、防御を怠って)ウイルスに感染し、さらにウイルスを撒き散らす側に回るという現象を、不可抗力と見るか、未必の故意と看做すか・・・これは、巨大化したインターネットという新しい世界に確立されなくてはならない新たな倫理です。

会員が1200名もいる弟のグループは、愉快犯の格好の標的です。変質的なメールや写真を送りつけたり、故意に会員にウイルスをばら撒いたりの悪行を働き、グループは深刻な被害を被ったそうです。意図的な攻撃に対処するに、変質的な掲載物を一点一点削除したり、セキュウリティ・ソフトで防御するしか手段を持ち合わせぬ側が弱いのは当たり前です。弟は、本来、誰もがアクセスでき、誰もが楽しめるHPを展開して行きたかったそうですが、やむを得ず、会員にパスワードと暗証番号を配布して当面の被害を阻止することにしたといっていました。善意の活動が、こういう形で活動の幅を狭められるのはとても残念なことです。

さて、舵誌における「その先の海」の連載は、9月発売の10月号で完了しました。本来なら、誌面で、夢のような南太平洋を読者といっしょに楽しみたかった私としては残念でなりません。

しかし、このホームページでの連載が、一字の削除もなく続いて行きます。そして、それを読んでくださる方々が大勢いらっしゃるということは、私にとってとても大きな張り合いなのです。どうぞ、今後もご愛読ください。

15日更新の「モーレア」について、少々余談をお話しましょう。

オーストラリアに着いて、ムルラバのマリーナで日本人の永住者に会いました。名前はキズナさん(漢字が不明)といいます。日本では油壺でヨットをやっていて、ご夫婦で歯科医院を開業されていた方です。ムルラバでは、プライベート・ポンツーン(個人用の桟橋)がついた豪邸に住まい、カスタム・メイドの40フィートのヨットを所有していました。

お宅をお訪ねした折、私はモーレアやボラボラのラグーンでは、水の反映で真っ白いヨットが見事な緑色に染まって見えるという話をしました。後に彼らは、日本の仲間とヨットでタヒチや南太平洋のパラダイスを訪ね、私の話が本当だったことを確認したそうです。奥さんは、「初めにZENさんのお話を聞いたとき、正直いって、大げさな!と眉に唾のお話と聞き流していました。でも、ヨットばかりか、低い雲までが緑色のラグーンの反映に染まっていて、本当に感動しました」とおっしゃっていました。

今回の「モーレア」にその部分が出てまいります。キズナさんの奥さん同様、読者の皆様も単なる誇張した表現と感じられるかも知れませんが、本当に、そういう世界があるということを読み取ってください。

ですから、アヴァロア・パスで無数のハイビスカスの花々が禅を取り囲むように流れ来て、あたかも黒髪に花冠を頂いた乙女たちが、大昔、カヌーに乗って訪問者を出迎えたという幻想を呼び起こした情景も、南太平洋のパラダイスにならあり得る事実とお読みいただきたいのです。南太平洋とは、そうした幻想と現実が隙間なく繋がって眼前に繰り広げられる世界であり、だからパラダイスと呼ぶのかも知れませんね。

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